ＪＡしみず女性部食育クラブ　親子であぐりん

７月２９日（日）に開催した「夏休み親子食育講座」の様子をお伝えします。

この講座は
・お母さんたちに、ゆっくり食のお話しを聞いて欲しいな･･･
・子どもたちが進んで台所に立ってくれるといいな･･･
という思いで、ＪＡしみず営農企画課が企画した講座です。

受付を終えた子どもたちは、調理実習室で清水味の彩り研究ネットワーク（略して味研！）のみなさんの指導でお菓子作りに挑戦。
テーマは「めざせ！パティシエ　夏野菜でおやつを作ろう」
トマトと夏みかんのゼリー、ポテトせんべいを作りました。
凍ったトマトを冷凍庫から出してしばらく置くと･･･不思議！真っ白になっちゃった。これは空気中の水蒸気がトマトの表面で凍って付いた、霜。

子どもたちは実習を通して、いろいろな事を学んで行きます。

その頃お母さんたちは、別室でシニア野菜ソムリエの遠山由美さんのお話に耳を傾けました。

「子どもの健やかな成長も、お父さんメタボ対策も、お母さんのキレイも、全てはきちんと食べることから始まります。バランスよく食べて、健康的な生活習慣をつけましょう。これさえ食べていれば（食べなければ）大丈夫！という食べ物はありませんよ。」

全くその通りですね！きちんと食べて、いつまでもキレイなお母さんでいてください。

会場には、味研のみなさんが用意してくれた、いろいろな種類のじゃが芋、季節の野菜の宝船が展示されました。

この宝船の中に、完熟したゴーヤー（ニガウリ）があったのですが、普段私たちが食べている緑色のゴーヤーは、言わば未成熟果。
完熟すると外側は黄色に、中の種は真っ赤になり、この種の周りがとっても甘くておいしいんです。
子どもたちに教えると、恐る恐る口にし「本当だ、甘い！」
今度は子どもたちが先生になって、お母さんに教えてあげていました。
実はお母さんたち、子どもの野菜嫌いは仕方がないこと、と遠山さんから聞いていたばかりだったのです。
「未成熟の野菜はまだ食べられたくないから、苦かったり渋かったりします。子どもが嫌いなのは当たり前。完熟して食べられたくなれば、子どもの好きな味になりますよ。」
なるほど！まさにそれを体験した出来事でした。

暑い日が続いていますが、「きちんと食べて、早寝・早起き」、元気に楽しい夏休みを過ごして欲しいと思いました。
遠山由美さん、清水味の彩り研究ネットワークのみなさん、ご協力ありがとうございました。